災害対応力強化で高経年マンションを高価値に
マンションの価値とこれから
首都圏において近年新築マンション価格は高騰し、平均6千万を超えているのに対し、中古マンション価格はほぼ横ばいが続いています。このような背景も影響し、一般購買層は中古マンションの購入意欲が高まり、契約数も新築マンションを上回っているのが現況です。
中古マンションの購入動機で大きな要因は立地と築年数と言われています。そして、これからは災害対応力という『価値』も1つの要因となりつつあります。つまり、災害時に避難を確実にするための更新工事と災害後の生活インフラ確保を実現することで、高経年マンションでもその価値を高めることが出来るのです。
災害対応力強化でマンションの価値をアップ
現在、築40年を超える高経年マンションは全体の約10%を占め、今後も戸数は増えることが予想されます。増え続ける高経年マンションを健全に流通させ、長く住み継がれるマンションにするために重要なことが『災害対応力』の強化です。国土交通省もこの対策に乗り出しており、2020年4月から『マンションストック長寿命化等モデル事業』に、防災性を向上するための改修工事を新たに加えています。
シミズ・ビルライフケアではこうした災害対策能力強化の動きを先取りし、区内にある築40年を超える高経年マンションの改修を行いました。
・災害時の非常用電源を72時間供給仕様に改修し、非常用発電設備を強化
・閉じ込めを防ぐため、各戸の玄関扉を変形に対応する耐震仕様に変更
・緊急用井戸を新設し、災害時に井戸から地下水をくみ上げ、各階廊下にある共用流しに供給
以上の施工により、災害弱者といわれる高齢者の方にも安心して暮らしていただけるマンションとして価値を向上させました。そして、災害対応力強化に成功した高経年マンションは『ヴィンテージマンション』と呼ばれ、新しい価値を含んだカテゴリーとして認知され始めています。
最良のLCPを実現する改修をご提案
近年インフラへの甚大な影響を与える自然災害の多発により、災害への備えに対する意識も変わってきました。
シミズ・ビルライフケアには設備専門、電気専門といった専門部署があり、それぞれが連携して予算の範囲内で最良のLCP(生活継続計画)を実現する工事をご提案いたします。工事後のアフターメンテンナス体制にも自信があります。
予算の制約などで一度に解決を図れない管理組合様にとっても、次回は何をどうすればいいのかという指針になり、それを居住者の方々に提示することで安心していただけるはずです。
災害対応力強化はぜひ弊社にお任せください!